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2019/04/05

ペンタックスQ10と、シネレンズで遊ぶ

こちらではけっこうご無沙汰しております。
もう4月なのですね、、、

おしゃまは、一時個人的な懊悩はあったものの
いまはまた元気にしております。



さて、カメラ人類たるおしゃまは
久しぶりに、出来心でカメラを衝動買いしてしまいました。
フィルムのカメラを偏愛するわたしではありますが
今回は中古のデジタルカメラ、ペンタックスQ10です。

いまどきデジの例にもれず
これもヴューファインダーがないのですが
じっさい手に取ってみて、この可愛いサイズに似合わず
しっかりした手応えと、かっちりした操作感が気に入り
即日お持ち帰りしてしまいました。

標準ズームレンズ02と一緒に買ったのですが
これ、写り自体はふつう…なんですよね。



Qの初号機が出たころ、「日本カメラ」誌上で、お元気だったころの
赤瀬川原平さんが、散歩しながらのスナップにQを使っている記事があり
この前数年ぶりでよみ返し、いいなあと思ったのでした。

そして、この小さな小さなミラーレス機でも、マウントアダプタを介して
オールドレンズが使えるのはちらっときいていました。

で、買った直後から、Dマウントレンズとアダプタを探しはじめ
2週目には、奥で調達したレンズ一式揃ったのでした。

アクセサリシューに載っているのは、ガチャで以前引いたキヤノン。
このミニチュアでレンズ交換ができるという逸品。

市塚光学 KINE-SANKYO 1:1.9 f=13mm

こんな小さなレンズなのですが、じつはDマウントというのは
8㎜映画用カメラのレンズマウントだったのです。
8㎜といっても、8㎜ビデオのことではないのですよ……歳がバレるよ

そう、映画用のシネレンズときいて、思い出したのが
清岡卓行さんの有名な詩、『氷った焔』所収の
「愉快なシネカメラ」という作品です。
手許に清岡さんの現代詩文庫がある方は、よみ返していただけるといいかなと。
あるいはよんだことのある方には、思い出していただきたく。(引用は憚られるので)

この詩に登場する「かれ」はなにものなのか、まあ知らなくても差し支えないのですが、
かれが撮影につかっていたムービーカメラも8㎜だったかも知れないなあ…と
詩とカメラと両方すきなおしゃまは想像をめぐらしておりました。


さっそくテストしたので、なん枚かご覧に入れましょう。






やはり絞りを開放気味にすると柔らかく、絞り込むとそれなりにシャープになる。
絞り優先オートで、レンズの絞りリングと距離リングを操作する、
フィルムカメラのような感覚が、デジで手軽に楽しめて
当面このレンズをつけっぱなしで撮りあるくことになりそうです。

開放1.9で遠景を撮ったら、ISO200の設定で1/6400秒というシャッタースピードでした。
(たぶん上の一枚目がそれ)
だいぶ明るいので、夜間でも結構いけるのでは?と思います。




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