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2021/12/31

2021年、なにをしていたのでしょうか

ことしの暮れは数の子も餅も買いません、おしゃまです。

もう大晦日です。

休みが多いと非正規雇用のわたしの翌月分は少なくなっちゃうのですよね…泣
それでもなんとかこの過酷なころな時代2年目も生き抜きましたので、それだけでもよしとしなくては。

しっかし…この一年をふりかえろうかと思ったものの、
とくに成果があったわけでもない一年でしたからね。

「百葉」は一冊発行できただけでした。
なかなか遠くにも行けない情勢下、ぼやぼやしていたのですが
さいきん仙台の詩人さんから相次いで参加詩誌をご恵送いただきました。
改めていつものご厚誼に感謝いたします。

来年はねえ…また波が来なければちいさな朗読会ひらきたいなあ、、、

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写真にかんしても、なにかを為したわけでもなんでもなく。
もちろんぜんぶ中古ですが、カメラをたびたび買ったあげく
年末にまた3台売って1台のOM-4tiに替えておしまい。
ことしどうして買ったのかと訝られても仕方ないものもあり。

***

詩においてもたいした活動がなかったのみならず、ことしはアンデパンダン展にも出さず
(やめとけばよかったのに五輪ピック強行するからだ)、ぽつぽつ描いた絵を一部で公開したのみでした。

みていただいた方には感謝申し上げます。

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年末に、北陸の人、薄明さんから新刊の写真集を買わせていただきました。

「IN THE MIDDLE OF OUR WELL-KNOWN」と題されています。

中判フィルムですべて撮影されたとのこと。

基調として貫かれているのは、水平と垂直、ふたつの位相ではないかと感じました。
二本の軸がすうっと伸びているのがわかり、写真を撮り、近代詩を愛好し、すばらしく美しい字を書く薄明さんの、佇まいというか誠実で背筋の伸びた印象を、まだ会ったこともないのに思い浮かべることができます。

具体的に写っているのは金沢の街のスナップや日本海沿いの風景などで、
室生犀星をよんでいたとき想像していた、訪れたこともない金沢となんとなく二重写しになってみてたような、そんな気がいたしました。


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年越しは純喫茶・星港夜での最後(?)となる予定の年越し珈琲。

新年、って言ってももうあすなのですが、正月はねてるんじゃないかな。

そう、年末に久々のおしゃま動画3本目アップしました。
面倒だったので埋め込みはしませんが、YouTubeですので気兼ねなくリンクを押してみてくださいね。

これ視聴すると「ことし最後」のおまけがあったことがわかります!笑



では、、、みなさまよいお年を。




2021/12/19

布田直志写真展「いつもと違う日々 2回目接種」をみてきたり

みなさま、お寒うございますね。
先日スーパーでさっぽろ純連の醤油味(生ラーメンですね)をみつけて買いましたおしゃまです。
仙台にあるのでたまに食べに行くのです。あんまりほかのラーメン屋には入らないんですけどね。油そばは別にして。

きょうは夕方にギャラリーチフリグリへ。
写真展ときいて、来週末までとはきいたものの早く見たくて。

今回は写真集「いつもと違う日々」出版記念の写真展なのでしょう。
2回目接種とはなんぞや、と思ってましたがどうやらこのテーマで2回目らしい、でもうっかりしてて聞きそびれました。

テーマはころな渦中の家族の肖像、なのだと思います。
県内の、おそらく友人知人に取材して撮影した写真を中心にして編まれた写真集で、収録しなかった写真をおおく展示されたとのことでした。

来年で仙台に越してきて8年になるおしゃまですが、改めて市内でも知らない場所がおおくあるなと展示をみて思ったのですが、ここはわたしも撮りましたという場所が一枚あったのでそこを糸口に、同じ年の生まれである布田さんとずいぶんと話しがはずみました。

布田さんはお名前だけ20年ほどまえから偶然知っていましたが、お会いしたのはきょうがはじめてでした。

その経緯は個人的な話しもあるので、またいずれ。

さてさて。

かえってきてから思ったのですが、わたしは人を撮るのは不得手であり、まちあるき写真ばかり撮っていますが、それすらもむろん途上であると感じます。

古びた街、朽ちたもの、消えゆくものに対して撮りたいと思う気持ちが強く働くのですが…
来年はそこを突き詰めていきたいなと。

ただ漫然と写真を撮るだけでなく、その被写体にわたし自身のまなざしが映って(写って)いるような写真が撮りたいと思うのです。

**

さてさてさて。

このblogではおなじみ、またカメラ買いました報告です。
ことし最後の買い物はこちら。


あれ? 10月にOM-4買わんかった?
はい、こんどはOM-4tiブラックです。
OM-4前期型と、出番が少なくなった子たちを何台か下取りしてもらって、それに数千円足してお迎えしました。
前日にカメラ送別会をして前途の明るからんことを願って。


この表面処理がチタンボディの証、なのかな?
きっかけは前期型の電池の消耗が評判通り早く、少なくとも後期型、あればtiと思っていた折にお店に行ったら、なんとこの子が!
Googleでネットショップの相場をざっとみたら軒並み強気なお値段、それに比べればたいへん納得のいく価格でした。
もっともそれでも現金で全額は用意できない。。よって下取り作戦に出たわけですが、束になってかかっていったら予想以上の額になったというわけです。
きみたちのおかげです、いままで有難う。

手許に残ったカメラは、このtiとコンタックスT、139Q+テッサー、そしてXAです。
それとデジのペンタックスQね。

ことし買っておきながら早々に手放したものもあり、罪悪感もありますが…

なーんだまた結局一眼レフに回帰したじゃないか、はい!そうですね。
ことしこれといった成果は出せませんでしたが、来年はどうなるでしょ。

2021/12/06

きくと救われた気がする。

最近は、すきなラジオ番組でも、あまり身を入れてきいていないことがあります。

リスナーからのメッセージやメール、とうぜん択んでよんでるのでしょうが
どうしてみな楽しそうなんでしょうかねえ?

わたしなんかは、なかなか採用になる隙がない。

まだ夏でしたが、土曜夜のFM802で「サンダルで仕事、ありかなしか?」つーテーマのときに
「そもそもわたしはサンダル持ってません。ついでに言うとTシャツもジーンズも一枚も持ってない。ましてや半ズボンなどとんでもない」と送ったら真っ先に紹介されたけど。(とんでもないの部分は丸めてよんでくださってましたね)
ぜんぶほんまでっせ旦那。

そういうケースは稀ですね。
誰がことし12年ぶり4回目のペケペケだったおっさんの嘆きなどききたいか、
そんなのわたしだってわかってる。
ですからふだんはサイレントリスナーなのです。

だもんで、TBSラジオの土曜深夜「東京ポッド許可局」で
25歳だったときのことをリスナー局員(って言ってますね番組内で)が振り返るコーナーがたまにあって、先々週も久々にあったので、しんみり聴いた。

radikoのCMで似たようなシチュエーションのがあったと思うが、わかる。
わかる人にはわかる。
わたしも救われた気がしましたもん。

救われた気がする。
こんな気の抜けない新コロ時代でなくても、
心ががさがさ荒れて乾燥してささくれる時ってあったと思います。

そんな時聴くとうれしくなる音楽、わたしの場合は
Gutevolk(グーテフォルク)ですね、筆頭は。




前にも書いたと思うけどだいぶ前で忘れてると思うからまた書くよ…
だいぶ前に半年くらいだけでしたが勤務していたカンパーニュのお店で、辞めていってしまったもと店長さんがUSBにいろいろ入れてお店で流していた曲のなかに、「Kikyu Ni Notte」があって、いつも遅番でさいごは2名で閉店作業をしていたわたくしは、ある夕方心をうばわれて数千キロ飛ばされてしまったのでした。

それからはアルバムを買い集め買い集め。
どうしても余談になっちゃうけど、そのUSBを「ほんとの閉店作業」、つまり店舗の閉鎖をヘッドクオータが決めてしまって撤収作業させられてた時、店長にきいてみたらあげるよというのでもらいましたら、中にはpredawnとかNujabesとか、ほかにはフランス・ギャルとかシルヴィ・バルタンとか、いやいやそれだけじゃなかったんだけどとにかく色々な曲が詰まってましたな。気に入った曲だけもらったらどこかにいっちまったですが。

きいてみて琴線にふれるようでしたら、ほかの曲もきいてみてください。
ITunesストアという便利なものもありますし。(ごめんなさいサブスクはわかりません)

おしゃまがすきな曲、いずれまた気が向いたら紹介しますね。

***おまけ***


おしゃま動画も、2年近く前に2本上げたきりですが、よろしくね!笑



2021/12/01

雪野原に迷い込むと。さくまいずみ個展「雪のほら」

きょうから12月。もう年末目前ですが、みなさま如何おすごしですか。
仙台は日中強風が吹いていたものの、気温は高くて暑く感じられました。だってもう冬装備で生活してますもの。

でっ
こんどはなんですか? ズミクロン? いやオミクロン? 困ったなあ。

せっかく感染者少なくなって一息ついてたのに…
秋以降アート関係音楽関係も盛況なのですよ。

そんな世のなかに水を差すような、でもいつかは来ると思ってたけどさ。

みなさまもお気をつけて。

さて。

きょうタナラン…ギャラリーターンアラウンドでスタートしました、造形作家さくまいずみさんの個展「雪のほら」みてまいりました。


マジックアワーも過ぎて昏くなったころにおじゃましたのですけれど、
ギャラリーの内部がまるごと、雪野原を凝縮したようでした。
音楽も効果音も一切なく、一種荘厳ですらある雰囲気。
まさに雪原のそれでした。
点在する作品群のなかをとぼとぼと、まるで雪野っぱらをあるくような足どりになったのはほんとうです。(仕事帰りで疲れてたとも

天井を見上げて(配管がなあ…)と一瞬思ったものの、よく見ると壁から天井まで真っ白な空間、このスペースに着目してこの個展を企画されたのでしょうか。
天井から吊り下げられた大きな枯枝、枯れ枝にたしか紙と糊などでかたちづくった大きな枯葉、その裏には雪が付着している…そしてDMにも使われている、かまくらをかたどったオブジェのなかや、作品のあちこちに隠れているちいさなひとたち…
これはなにをイメージした作品だろうと、自由に想像する楽しみがみる側にはたくさん与えられていて、また光りをとりいれた作品も多くみられ、灯のうちに展開する雪国の生活のあたたかみまでも表現しているのが、じつに印象的でした。
昼間みるとまた違ってみえるそうなので、会期中こんどは昼間に行けたらと思うのでした。

**

さてさて。
しばらく言語中枢が凝り固まっていて、停滞気味だったおしゃまさんの詩作ですが
けさ急に動きだしました。
悪天候で電車通勤だったのですが、いったんペンが走りだすと、万国旗さながら言葉が浮かんで、
20行ほども書けてしまいました。
もちろんまだまだ推敲しなくてはならないので、年内あるいは正月にかけて
じっくり書きつづけることにいたしましょう。

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