休日は、だいたい外に出かけて、誰か知っているひとたちと会って話しをするのが、なによりのたのしみである。
部屋に籠もって、ひとりでなにかをするというのは、まだ当分寒さのつづきそうな昨今でも、あまり気がすすまない。
詩のことば、たとえ断片であっても言葉が浮かぶのも、外出しているときのことがおおい。
コーヒーをのみながら、メモ帳なりノートをひらいて、ああでもないこうでもないと、どんなにつまらないと思うようなことでも書きつける、そんな作業のくりかえしである。
反面、一冊の本を集中的によみこむようなことは、できないでいる。
とくに、小説などは、あまり好きでもないせいかよむことが稀になっている。
仕事の日でも、職場のひとたちと話したり、じぶんは喋らなくても会話をききながら働くというのはいい。
とにかく、誰かと会っていないと、さびしくてやってられないんじゃないかと思ってしまう。
以前は、ひとりの時間が好きだったのだけれど。
いい人たちに囲まれているから、こんなふうに思えるのかも知れない。