2017/02/18
ちかごろ
おしゃまが出展していた、カロス・ギャラリーでのグループ写真展は、無事に終了しました。
見に来ていただいた方には、感謝の気持ちで一杯です。
ちかごろのわたくしですが、半年ほど先に計画していることのために、もう準備をしています。
詩作も、あいもかわらずのスローペースですが、ちょこちょこと書いております。
昨年、AdobeのInDesign CS2という、DTPソフトをつかいはじめたのですが、
なんとか「百葉」程度のシンプルなものであれば、つくれるようにはなってきました。
ただ、外注でデータ入稿するとなると、まだ問題があり、今後は自室のプリンタで印刷することが
主体となってくるかも知れません。
いま、編集しているのは、百葉の特別号です。
まだ、なんの目的で制作しているのかは、言わないでおきますが、
いずれお目にかけることもあるでしょう。
それも、もうできあがり間近の段階にあります。
おしゃまは、案外深慮遠謀(?)なのです。
5分前、10分前、15分前行動主義者でもあります。
ぎりぎりになってじたばたするのが厭な性格なのです。
それは、ともかく。
先日、岩阪恵子さんの散文詩集『その路地をぬけて』(思潮社)をよみました。
岩阪さんの略歴に、20代のとき(学生の時であったか?)詩集を上梓したことが書かれています。
たしか、詩の添削を依頼したのが、清岡さんとのなれそめだったようにも記憶しています。
ずっと小説などを手がけられていたようですので、ひさびさの詩集ということになりますね。
そんなことを考えながら頁を進めていくうち、「目玉クリップ」という作品がありました。
生前の詩人清岡卓行が、夫人になんども買ってくるように頼んでいたという、あのクリップのことが書かれているのですが、清岡さんを敬愛してやまないわたくしには、思わずじんとこみあげてくるものがありました。
装丁は、やはりというべきか、清岡秀哉さん。
お母さんの本の装丁まで手がけることになったわけですね。
いつもながら、清潔で品のある装丁です。
ひとりの人が、この世を去っていっても、あとに残された人たちがその後の生を彩っていくのは、
やはりいいものです。
わたくしが死んだあとを彩ってくれるようなひとは、いるのでしょうか。
そんなことにも思いをめぐらす昨今です。