2017/05/08
環水平アークと、本と、誰にでもあること
5月になりました。
連休中、ちょっと県北のほうへ外出したさいに、水平方向にのびる、虹のようなものをみました。
環水平アーク、というのだそうですね。
はじめて遭遇しました。
きれいな、というよりは、ふしぎな、と言ったほうが
そのときの気分には近いかなと思います。
しゃしんだけ撮って、それからしばらく気にも留めずにいましたが。
めずらしいので、アップしておきます。
*
さいきんは、よみたい詩集、よみたい本がなかなか見あたらず、
読書からはほとんど遠ざかっています。
基本的に、仙台で入手できる本くらいしか買わなくなっています。
いまはネットでも本がいくらでも買えるので、こんな感覚はアナクロなのでしょうけど、
手にとって、感触を確かめて、すこし内容もみてえらぼうとすると、
そういうことになりがちです。
小説も、ほぼよまなくなって久しいので、
選択肢はせまくなっていますね。
読書のことが話題としてのぼらない、
きいたとしても、おどろおどろしい、売らんかな主義の横溢する
たくさん売れる本の話しばかりの世のなかになってしまったので、
さびしい思いばかりが募ります。
良質の本が、生活のちかくにあった時代を、
多少は知っているつもりなのですが、
この歳になると、むかし語りになってしまいますね、、、
*
詩作は、いつもとぼとぼ、のろのろ書き継いでいくのが常になり、
内容も変化にとぼしいのが実際のところです。
おしゃまの日常なんて、つまらないものですし。
朝起きて、食べて、仕事に出かけ、つかれてかえってきてはまた眠る。
こう要約してみると、誰にでもあること、なのでしょうか。
わたし個人のことを書きながらも、
じつは誰にでもある普遍的なことに通じていればいいなと、
すこしでもそこに届けばいいなと、思っています、けれども、
なかなかむつかしいものですね。
言葉で書き得ることが乏しいから、
写真という表現に、じぶんの詩作にないものと、それとは逆にある
共通の思いを託してやまないのかも知れません。
そんなことを、あらためて確認のために書きとめておきます。