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2019/05/29

ほんとはなにを撮りたいの?

また写真の話しが続きます。

ローライ35、買ってまだ一週間経ってないのに
もう2本目のフィルムもなかばを過ぎるペースで撮りつづけています。

現像代が空恐ろしいことになりそうですが……
とにかく楽しいのは否定のしようがありません。

で・す・が……

改めて、おしゃまはなにを撮ってどうしたいのか
またわからなくなりつつあるのです。

主に写しているのは風景ですが
ここ1年くらい、基本的に仙台近郊を離れていないこともあり
(2月に半日程度東京に滞在しましたが)
撮影場所が決まりきっているというのが実際のところで。

また街なかでスナップを撮ろうとすることもありますが
内面的に、それどういう必然性があるのだ、と言われると
答えがみつかりません。
ゆえに、めったに他人には見せられない感じです。

もともと、じぶんの写真をギャラリーなどで展示したいと思ったのは
以前仙台にあった、カロスギャラリー(閉廊して久しいですね…)に
ときどき出入りしていたのがきっかけでしたが
最初は、古い古い期限切れフィルムで「写ってしまった」風景を
心象風景的なものと重ねてみた作品でした。

昨年(もう一年以上も経ってしまいました)の写真展では
みずからの昏い宿命からの脱却をイメージして作品を並べましたが
その後はどうなっているでしょうか。
あんまり変わってないんじゃないかな。

ローライを買うまで、撮影のペースが落ちていたのは
おしゃま自身の気分、境遇を変えられない焦りみたいなものが
写真では表現しきれないほど重かったことが遠因です。
写真表現を通して、現在を変えていこうという意思はむだだったのか。
幻想だったのか?

考え込んでしまいますが
それはそれとして日々の撮影はつづいています。
多分に趣味的な要素が強いのですが
それって、もともとじゃないかとも思うので
むりにやめることもないのです、けれど。

数をたくさん撮って、取捨選択のくりかえしで
みえてくるものもあるはずです。
結局はそこに賭けるしかないと
他力本願ながら(もっとも択ぶのはじぶん自身ですが)思うのです。



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