もうすぐ2月になるわけだけれど、ことしはわたしにも、いいことが起こるような気がしている。
とくに根拠もなにもないが、そう信じることで生きていける、そうでもないと遣り切れない、矢折れ尽き果てるかも知れないという切迫感と、背中合わせの感情である。
一種、アンビバレントな気持ちではあると思う。けれど、そこにしか、わたしが触れられるポエジの萌芽のようなものはないとも思っている。
たぶん、みる人がみれば、そんな貧しい詩作などお止めなさいと言いたくなる、みすぼらしいものしか書き得ていないのだろうけど。
わたしにとっては、こういう方法しかないのだから。
せめて、救いのない感情を書くにしても、ある種の香気というか、抒情的なものは漂わせておきたい。
よむひとは少ないとはいえ、詩の言葉を手渡していきたいと思うのだから、そういう心がけは必要であろう。よんでもらうためには、くずかごに棄てられたくないと考えるのならば、それなりのくふうはしなければいけないはず、である。