ページ

2022/01/25

OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO 50mm f1.4で撮ってみた

さむいですね!  みなさまオートロンに負けず…ペンタックス好きでもおっさんしか覚えてないわ…ズミクロンにも負けずにつつがなくおすごしでしょうか。

2022年も写真づいています、おしゃまです。

意味不明のだぢゃれからきょうは書き始めましたが、
ペンタックスはデジのQ10(売却)と、現有機Qと
そのはるか昔、学生の時親から借りたたぶんAF一眼レフを
短期間使っていましたっけ。
いまとなっては機種名も思い出せず
ただレンズをどっかにぶつけてこっそり修理に出したことだけは覚えている。
すねっかじりだったくせにどこにそんな銭が…いま当時のわたしが別にいたら
張り倒したいです。

まだ実家のどこかにありそうだけど。
使ってないのは間違いないが、くれると言われてもいらん。

さて!前置きが長くなって申し訳ありません。
そうだペンタではなくてオリンパの話しをしたいのだった…

今月、またカメラ屋さんでOM-4tiにつける交換レンズを買ったのでした。
50mmf1.4 以前苦手だった焦点距離です。

いわゆる銀枠という、マイナーチェンジ前の
マルチコートされてないというレンズです。

純正フードがついています。
50mmf1.8、35mmf2.8にもつかえるものです。


当初は広角寄りの感覚でファインダーをのぞいて
入らないなあと後ろにさがることがありましたが…



慣れるとなかなか絶妙な感じで被写体が収まる感じが快く思えます。


旧電車通りの向かい側にある建物もうまくフレームに

広角ほどではないけれど 引きがとれれば遠景も苦手ではなく



わりと近くに寄れるのです。マクロレンズほどじゃないですが




曇り気味の空だったので、河原から上を見上げて開放で撮ってみたら
こんなに被写界深度が浅くなる。
1/500秒が限度のコンパクトカメラでは、たとえf2.8であっても
開放絞りを日中使うのは難しいものですが、
一眼レフだとこういう表現も可能なのだと知りました。
このカットについては好き嫌いあるでしょうけど。⇣



この前現像した分では、開放付近を多用したきらい無きにしもあらずで
赤城耕一さんが書いていたように、「少し絞り込んだだけで、急激にコントラストが増す」感覚を実感するには至っていないですが
久々の標準レンズ、いまになっていいものだと知りました。

2022/01/18

2月3日「襲来」最果タヒ展@仙台 


まずはこれをご覧ください。
きのう貰ってきたものですが…

そうです、最果タヒ展が仙台にやってくるのです。
2月3日から27日まで、仙台パルコで開催です。

そういえば、最近の詩集はよんでいませんね。
別に愛想をつくしたとか、飽きたとかではなく
とにかく多作だし、追いかけてよむのもたいへんというか。

雲の上の人の書いたものを追うより、いまじぶんに書けるものを
手探りで書くことのほうが、おしゃまにとっては先だという気がする。
なにしろ、こっちは書いても配ってもまったく壱円にもならないのですから
よんでみてつまらなかったらポイされる恐れなきにしもあらず、
そういう切実な位相にいるのです。

別にどっちがどうということを言いたいわけじゃなくて
すこしでもいいものを読者に差し出したいという思いは同じだと思うのです。

だから、まあ、見にいくとは思います。
詩人という肩書が、仙台の一般人にどれだけアピールするか未知数ですが。
TVで紹介されたりCMも打ってくるだろうから物珍しさで集まりますかね。
県美術館に泰西の名画が来るときと同じ。
ぜんぜん縁のない人たちも押し寄せるか。

それもいいとは思いますが、そこから深みにはまる人はまれな気が。

困るのは世間一般にはびこる有名病か。
有名かどうかだけがだいじなひとたちいるでしょう。
かれらに篩にかけられるのはわたしのような無名人です。
別にいいけど。
本質とは関係ない。

この文章こそ本質的な場所からはとおいですね。
申し訳ないです。



 

2022/01/12

詩が動きだす、瞬間

みなさま、つつがなくおすごしでしょうか。

2022年も、おしゃま色に! をよろしくお願いします。


*   *   *

ええっと、先にnoteにリポートを上げてしまったのですが、
大晦日は純喫茶・星港夜でのどうやら最後の年越し珈琲。

それから仕事始めまで、ぼやぼやして過ごしました。

どんだけ眠ったでしょうかね。。。

そのあとすぐ成人の日の連休があったりして、なかなか電源が入らない日々でした。

そお、電源といえば、
その連休中にデスクトップPCの電源ユニットを交換しました。
もともと400Wがついていたのですが、昨年中古のHDDを入れたら
いろいろあって動作が不安定になり、ついには故障。

しばらく放置していましたが、Windows10の再インストールでふっかつしまして、
写真が入っているHDDと、さらにもう一個ドライブを増設しても余裕があるくらいの出力が欲しく、650Wに強化しました。

もともと友人が組んでくれて格安で購入したものです。
これで百葉やおしゃま画報の制作もしたいので、ほかにも(ごにょごにょ)しましたが
まだプリンタがドライバ古すぎてそもそもインストールできないし、
office2007(うちにインストールディスクがあるのはこの旧いもの)も入れてない。

例によってまた室内から発掘しなければなりませぬ。


**


そんなだったので、元日から詩作に打ち込むわけでもなく、
おそいスタートではありました。
きのうあたりからようやく、昨年ノートに書いていた種を育てるようなかたちで
本年の詩作がはじまりました。

また以前のおしゃまの詩みたいな、重めの内容ではありますけれども。

だいぶ前に書いたはずですが、おしゃまの詩作ノートは、ここ5,6年くらいは
A5判のリングノートです。
水玉ドット大好きなおしゃまさんですから、表紙もそういうのをえらんで買っていたのですが、いっときの流行がおわったのか? 最近どこにも売ってないですね。
ある集まりで「枯渇してきたので探してください」とか言ってたりもしたのですが
その後ダイソでこんな感じのを売ってた時期があり、見つけたらまとめ買いして
現在6冊未使用でストックしてありす。
あと数年はもつんではないかな。
この表紙も見なくなりました。

話しがそれましたが、ああでもないこうでもないと
ノートに書きつけ書き直しするのは、充実感があります。
詩にいたる病い、憑かれたものの宿命でしょうけれど、
詩がまだ見えざる最後の一行に向かって動きはじめる時というのは
いいものです。



2021/12/31

2021年、なにをしていたのでしょうか

ことしの暮れは数の子も餅も買いません、おしゃまです。

もう大晦日です。

休みが多いと非正規雇用のわたしの翌月分は少なくなっちゃうのですよね…泣
それでもなんとかこの過酷なころな時代2年目も生き抜きましたので、それだけでもよしとしなくては。

しっかし…この一年をふりかえろうかと思ったものの、
とくに成果があったわけでもない一年でしたからね。

「百葉」は一冊発行できただけでした。
なかなか遠くにも行けない情勢下、ぼやぼやしていたのですが
さいきん仙台の詩人さんから相次いで参加詩誌をご恵送いただきました。
改めていつものご厚誼に感謝いたします。

来年はねえ…また波が来なければちいさな朗読会ひらきたいなあ、、、

**

写真にかんしても、なにかを為したわけでもなんでもなく。
もちろんぜんぶ中古ですが、カメラをたびたび買ったあげく
年末にまた3台売って1台のOM-4tiに替えておしまい。
ことしどうして買ったのかと訝られても仕方ないものもあり。

***

詩においてもたいした活動がなかったのみならず、ことしはアンデパンダン展にも出さず
(やめとけばよかったのに五輪ピック強行するからだ)、ぽつぽつ描いた絵を一部で公開したのみでした。

みていただいた方には感謝申し上げます。

****


年末に、北陸の人、薄明さんから新刊の写真集を買わせていただきました。

「IN THE MIDDLE OF OUR WELL-KNOWN」と題されています。

中判フィルムですべて撮影されたとのこと。

基調として貫かれているのは、水平と垂直、ふたつの位相ではないかと感じました。
二本の軸がすうっと伸びているのがわかり、写真を撮り、近代詩を愛好し、すばらしく美しい字を書く薄明さんの、佇まいというか誠実で背筋の伸びた印象を、まだ会ったこともないのに思い浮かべることができます。

具体的に写っているのは金沢の街のスナップや日本海沿いの風景などで、
室生犀星をよんでいたとき想像していた、訪れたこともない金沢となんとなく二重写しになってみてたような、そんな気がいたしました。


*****

年越しは純喫茶・星港夜での最後(?)となる予定の年越し珈琲。

新年、って言ってももうあすなのですが、正月はねてるんじゃないかな。

そう、年末に久々のおしゃま動画3本目アップしました。
面倒だったので埋め込みはしませんが、YouTubeですので気兼ねなくリンクを押してみてくださいね。

これ視聴すると「ことし最後」のおまけがあったことがわかります!笑



では、、、みなさまよいお年を。




2021/12/19

布田直志写真展「いつもと違う日々 2回目接種」をみてきたり

みなさま、お寒うございますね。
先日スーパーでさっぽろ純連の醤油味(生ラーメンですね)をみつけて買いましたおしゃまです。
仙台にあるのでたまに食べに行くのです。あんまりほかのラーメン屋には入らないんですけどね。油そばは別にして。

きょうは夕方にギャラリーチフリグリへ。
写真展ときいて、来週末までとはきいたものの早く見たくて。

今回は写真集「いつもと違う日々」出版記念の写真展なのでしょう。
2回目接種とはなんぞや、と思ってましたがどうやらこのテーマで2回目らしい、でもうっかりしてて聞きそびれました。

テーマはころな渦中の家族の肖像、なのだと思います。
県内の、おそらく友人知人に取材して撮影した写真を中心にして編まれた写真集で、収録しなかった写真をおおく展示されたとのことでした。

来年で仙台に越してきて8年になるおしゃまですが、改めて市内でも知らない場所がおおくあるなと展示をみて思ったのですが、ここはわたしも撮りましたという場所が一枚あったのでそこを糸口に、同じ年の生まれである布田さんとずいぶんと話しがはずみました。

布田さんはお名前だけ20年ほどまえから偶然知っていましたが、お会いしたのはきょうがはじめてでした。

その経緯は個人的な話しもあるので、またいずれ。

さてさて。

かえってきてから思ったのですが、わたしは人を撮るのは不得手であり、まちあるき写真ばかり撮っていますが、それすらもむろん途上であると感じます。

古びた街、朽ちたもの、消えゆくものに対して撮りたいと思う気持ちが強く働くのですが…
来年はそこを突き詰めていきたいなと。

ただ漫然と写真を撮るだけでなく、その被写体にわたし自身のまなざしが映って(写って)いるような写真が撮りたいと思うのです。

**

さてさてさて。

このblogではおなじみ、またカメラ買いました報告です。
ことし最後の買い物はこちら。


あれ? 10月にOM-4買わんかった?
はい、こんどはOM-4tiブラックです。
OM-4前期型と、出番が少なくなった子たちを何台か下取りしてもらって、それに数千円足してお迎えしました。
前日にカメラ送別会をして前途の明るからんことを願って。


この表面処理がチタンボディの証、なのかな?
きっかけは前期型の電池の消耗が評判通り早く、少なくとも後期型、あればtiと思っていた折にお店に行ったら、なんとこの子が!
Googleでネットショップの相場をざっとみたら軒並み強気なお値段、それに比べればたいへん納得のいく価格でした。
もっともそれでも現金で全額は用意できない。。よって下取り作戦に出たわけですが、束になってかかっていったら予想以上の額になったというわけです。
きみたちのおかげです、いままで有難う。

手許に残ったカメラは、このtiとコンタックスT、139Q+テッサー、そしてXAです。
それとデジのペンタックスQね。

ことし買っておきながら早々に手放したものもあり、罪悪感もありますが…

なーんだまた結局一眼レフに回帰したじゃないか、はい!そうですね。
ことしこれといった成果は出せませんでしたが、来年はどうなるでしょ。

2021/12/06

きくと救われた気がする。

最近は、すきなラジオ番組でも、あまり身を入れてきいていないことがあります。

リスナーからのメッセージやメール、とうぜん択んでよんでるのでしょうが
どうしてみな楽しそうなんでしょうかねえ?

わたしなんかは、なかなか採用になる隙がない。

まだ夏でしたが、土曜夜のFM802で「サンダルで仕事、ありかなしか?」つーテーマのときに
「そもそもわたしはサンダル持ってません。ついでに言うとTシャツもジーンズも一枚も持ってない。ましてや半ズボンなどとんでもない」と送ったら真っ先に紹介されたけど。(とんでもないの部分は丸めてよんでくださってましたね)
ぜんぶほんまでっせ旦那。

そういうケースは稀ですね。
誰がことし12年ぶり4回目のペケペケだったおっさんの嘆きなどききたいか、
そんなのわたしだってわかってる。
ですからふだんはサイレントリスナーなのです。

だもんで、TBSラジオの土曜深夜「東京ポッド許可局」で
25歳だったときのことをリスナー局員(って言ってますね番組内で)が振り返るコーナーがたまにあって、先々週も久々にあったので、しんみり聴いた。

radikoのCMで似たようなシチュエーションのがあったと思うが、わかる。
わかる人にはわかる。
わたしも救われた気がしましたもん。

救われた気がする。
こんな気の抜けない新コロ時代でなくても、
心ががさがさ荒れて乾燥してささくれる時ってあったと思います。

そんな時聴くとうれしくなる音楽、わたしの場合は
Gutevolk(グーテフォルク)ですね、筆頭は。




前にも書いたと思うけどだいぶ前で忘れてると思うからまた書くよ…
だいぶ前に半年くらいだけでしたが勤務していたカンパーニュのお店で、辞めていってしまったもと店長さんがUSBにいろいろ入れてお店で流していた曲のなかに、「Kikyu Ni Notte」があって、いつも遅番でさいごは2名で閉店作業をしていたわたくしは、ある夕方心をうばわれて数千キロ飛ばされてしまったのでした。

それからはアルバムを買い集め買い集め。
どうしても余談になっちゃうけど、そのUSBを「ほんとの閉店作業」、つまり店舗の閉鎖をヘッドクオータが決めてしまって撤収作業させられてた時、店長にきいてみたらあげるよというのでもらいましたら、中にはpredawnとかNujabesとか、ほかにはフランス・ギャルとかシルヴィ・バルタンとか、いやいやそれだけじゃなかったんだけどとにかく色々な曲が詰まってましたな。気に入った曲だけもらったらどこかにいっちまったですが。

きいてみて琴線にふれるようでしたら、ほかの曲もきいてみてください。
ITunesストアという便利なものもありますし。(ごめんなさいサブスクはわかりません)

おしゃまがすきな曲、いずれまた気が向いたら紹介しますね。

***おまけ***


おしゃま動画も、2年近く前に2本上げたきりですが、よろしくね!笑



2021/12/01

雪野原に迷い込むと。さくまいずみ個展「雪のほら」

きょうから12月。もう年末目前ですが、みなさま如何おすごしですか。
仙台は日中強風が吹いていたものの、気温は高くて暑く感じられました。だってもう冬装備で生活してますもの。

でっ
こんどはなんですか? ズミクロン? いやオミクロン? 困ったなあ。

せっかく感染者少なくなって一息ついてたのに…
秋以降アート関係音楽関係も盛況なのですよ。

そんな世のなかに水を差すような、でもいつかは来ると思ってたけどさ。

みなさまもお気をつけて。

さて。

きょうタナラン…ギャラリーターンアラウンドでスタートしました、造形作家さくまいずみさんの個展「雪のほら」みてまいりました。


マジックアワーも過ぎて昏くなったころにおじゃましたのですけれど、
ギャラリーの内部がまるごと、雪野原を凝縮したようでした。
音楽も効果音も一切なく、一種荘厳ですらある雰囲気。
まさに雪原のそれでした。
点在する作品群のなかをとぼとぼと、まるで雪野っぱらをあるくような足どりになったのはほんとうです。(仕事帰りで疲れてたとも

天井を見上げて(配管がなあ…)と一瞬思ったものの、よく見ると壁から天井まで真っ白な空間、このスペースに着目してこの個展を企画されたのでしょうか。
天井から吊り下げられた大きな枯枝、枯れ枝にたしか紙と糊などでかたちづくった大きな枯葉、その裏には雪が付着している…そしてDMにも使われている、かまくらをかたどったオブジェのなかや、作品のあちこちに隠れているちいさなひとたち…
これはなにをイメージした作品だろうと、自由に想像する楽しみがみる側にはたくさん与えられていて、また光りをとりいれた作品も多くみられ、灯のうちに展開する雪国の生活のあたたかみまでも表現しているのが、じつに印象的でした。
昼間みるとまた違ってみえるそうなので、会期中こんどは昼間に行けたらと思うのでした。

**

さてさて。
しばらく言語中枢が凝り固まっていて、停滞気味だったおしゃまさんの詩作ですが
けさ急に動きだしました。
悪天候で電車通勤だったのですが、いったんペンが走りだすと、万国旗さながら言葉が浮かんで、
20行ほども書けてしまいました。
もちろんまだまだ推敲しなくてはならないので、年内あるいは正月にかけて
じっくり書きつづけることにいたしましょう。

2021/11/18

いろんな感情があふれてる。ペロンミ個展「ペロローグ」


気もちに余裕があるようでなかった日の仕事帰りに、大手町のギャラリー ターンアラウンドに立ち寄り、ペロンミ個展「ペロローグ」みてまいりました。

サイトをみても、DMをみても、どんな人なのか霧のなかでしたので、正直あまり期待してなかったのですけれども(ツイッタ嫌いのおしゃまでもありますし)、展示室に入るなり、圧倒的なパワーというか描くことへの意欲、熱意、そして自由闊達な意識のながれを一瞬で感じて、惹きこまれてしまいました。

画材はボールペン? パステル、絵具などかな。それらで描かれる線の集合の濃密なこと。
一見走り書きみたいにも思えるものの、それがたぶん描きたい一心で、直情的に描かれたような印象を受けまして、それはどうしても線を引くとき考えすぎてしまうおしゃまとは正反対のようです。

描かれている女子たち、複数形で言ったけど…かの女らが天使なのか、作者の分身(?)なのかアニマなのか、そのへん作者は現れないそうだしわたしにはまったく不明ではあるものの、ともかく喜怒哀楽(怒はなかったかなあ…)と要約すると平凡にすぎるくらい、恋愛あり笑いあり、哀愁も漂わせていたりする。
風に吹かれたり海岸か河原でたたずんでいたり、歩道橋にのぼりもすれば(あの歩道橋は知ってます、すごく遠くまで見通せる高さを感じます)ぼんおどり風にうたったりもしていて、表情も多彩で、表現の巾が広いのです。

たぶん…推測でしか言えないですが…とても豊かな感情を、ポジもネガもだいじにしている人の絵なのだろうと思います。技巧よりももっと大切にしなければならない「あるもの」をシャワーのようにあびて、みに来て良かったと思い帰途についたのでした。
11月21日まで。



2021/11/09

11月。レンズを買い手紙を書く

そろそろ物欲を制御しないとあかんと思うおしゃまです。

そう言いつつ、また今月もレンズ買ったのです。オリンパス光学純正OMズイコー、28mmf3.5です。





またフィルム現像したら、ご覧に入れたく思いますが、
そういやこのレンズを買って約30分後、OM-4のメーター表示が出なくなったのです。
あれ?とレリーズボタン押すもシャッターも切れない。
電子シャッターにつきものの電池切れでした。
たしか買ったとき入っていたテスト用電池のはず、なので切れても仕方ないかなー、でも早い気が。
OM-4前期型には、バッテリの消耗が激しい欠点が指摘されていますが、今後使いながらウォッチしていこうと思います。


はなしは変わって、きのう詩誌2冊が郵便で届きました。
いつも(といってもころな禍で2年ちかくお会いしてないですが)お世話になっている詩人さんからでした。
早速お礼を一筆書いたので、あす郵便局に持っていきます。
いっつの間にか筆不精になり下がったおしゃま、実にひさびさの、みじかいですがお手紙かいたのです。
思えばネット環境なかったころは暇なし手紙書いてたっけ。恩師や友人たちに送り付けて(とはおおげさな)ましたな。

62円切手(いまのはがき用ではないよ。昔の)2枚貼って出そう思ってたら見つかりません。泣く泣く新しい切手買いますよ。

2021/10/31

コシナ20㎜f3.8 使ってみたら

OM-4の固めのシャッターダイヤルもややこなれてきた気がいたします。おしゃまです。
以前使用しておりましたOM-4は後期型でしたが、シャッターダイヤルが鬼のように固くて、たしかお店の保証期間中に調整を依頼した記憶があります。もうその個体は手放したので定かな記憶ではありませんが…これから寒くなったらいまの個体もどうなるか。

さて、noteに上げていないカットをこちらでご覧いただきましょう。
レンズはコシナ20㎜f3.8、いまはまだこれ1本しか保有してないOMマウントレンズです。


お店を出てすぐファインダーをのぞいて、急いで外でLOMO400を詰めたのですが、その結果1コマ目は衝撃の感光ぶりでした。




このあとすぐ用があっていつもの純喫茶・星港夜へ。
0.2mまで寄れるレンズで、開放付近での撮影でしたのでピントが不安でしたが、被写界深度が深いためかそんなに外してはいませんね。
もっともノートに書いてある文字は判読どころか写ってない?!
まあ夜の店内ですからこんなものでしょうか。




(超)広角っぽい、その効果のよくわかる? 急坂を上から撮ってみましたが、実際より急にはみえない、むしろ平坦なように錯覚してしまいませんか。空の青が鮮やかですね。UVフィルタは付けてますが、色彩の濃ゆい感じがなかなか好ましいです。



橋桁のわきの朽ちかけた鉄管が気になりましたが、やはり小さくしか写っていませんね。


とかく歪曲がどうとか、色調がどうとか、光量落ちがなどとけなされがちなレンズですが、そういう正確さはデジに求めればいいのであって、むしろこういうクセ玉ともいえる個性的なレンズはおもしろいとおしゃまは思いました。
とはいえ正統派、純正のZUIKOレンズもいずれ使ってみたいです。
でも日本光学やきやのん、旭光学に比べると流通量は少ないのかな? 相対的に安いのかどうか気になりますが。



もうあすから11月、ひと晩ねて起きたら世のなかどう変わっているか、変わってないのか確かめましょう。おしゃまみたいな万年アウェイな人間にとっては、非常に今後にかかわってきますのでね。

 


2021/10/21

コシナワイドアングル 20mmf3.8を買う

これだと決めたら一気に進む、おしゃまです。
カメラ買うときのことですが…笑

オリンパスOM-4をふたたび迎え入れて、さてレンズは?というわけで、たまたま在庫があった、信州中野のメーカーコシナ製の、20㎜f3.8という超広角レンズにしました。



いつごろの製品か不明なのですが、銀塩のOMマウントが現役の時代ですから、おそらく昭和時代でしょう。
web上であまりいい評判をみない…というか割とけなされているレンズですが、20㎜という焦点距離のレンズとしては安価だと思いましたので、オリンパス純正レンズより先にこっちを買いました。

いろんなマウントで発売されていたようですが、OM-4とのマッチングというかバランスは良いと思いました。
フィルター径が62㎜もあるのですが、そのためかテーブルの上に置くとちゃんと「正座」してくれます。

超広角というと、誇張された世界である云々とよく言われていますが、
そうなんでしょうか?
人間の肉眼、わりとシームレスに広い画角であるような意識があるもので、50㎜の標準レンズが人間の視覚に近い、という説明がピンとこないおしゃまには、こっちの方が自然に思えます。まあ遠近感でいえばたしかに違うのでしょうが…夕暮れの街でファインダーをのぞいてみて、感動にちかいものを覚えたのは事実です。ひさびさにOMの明るく大きいファインダーでみたからでしょうか。暗くなりかけでしたのでピントは不安ですが…

いずれ現像が上がったら何枚かお見せしたく思います。







2021/10/20

カメラがあると元気が出ます。近況

 けさ5日ぶんの洗濯物を外に出してでかけたら、あいほんの防災速報アプリから西の大雨の通知がばんばん来まして、仕事がおわって東からかえる頃には雨雲軍団が波状攻撃をかけてくる始末。もちろん帰宅しても洗濯物なんか部屋に入れられない……みなさまは如何だったでしょうか。おしゃまです。

こっそり市内数か所で配布した「おしゃま画報」vol.7掲載の、最近わたしが描いた絵が一部でウケているようで、春日町のマゼランさんのblogでかるく紹介していただいたりして、なんだかふしぎな気分です。

**

先日ローライ35を手放してしまいました。
じぶんで奥とかにだせばまるまる収益が得られるのはわかっているのですが
買うのはよくても売る方はなぜかハードルが高く、今回も買取に持って行ってそれなりの金額でした。
スローシャッターが不安定だと言われたのが意外で、出番が減るうちに調子が落ちてしまったのかも知れません。知らずにもし出品とかしてたらめんどうなことになってたかも。

それで、こんどはまた別の一眼レフを買いました。
以前使っていて、一旦手放したのと同じ機種です。
きょうの段階でまだレンズを調達できてないので、詳細は伏せておきますが
「歳だから」云々としばらく前に言ってたのに、やはりいろんなレンズが使いたくて、それも中古なのに買えない価格では意味がないので、純国内ブランドの一眼レフに回帰してしまいました。

手ばなしたときの理由に「わたしには使いこなせない」というのがあったのですが。
ローライをドナドナしてから見せてもらった某AF一眼レフ、なんと2千円台のプライスでしたが、手にとってもどこをどうしたらいいのかさっぱりわからず、すぐ返してしまいました。取説よまないとシャッター押すだけしかできないというのは、むろんわたしが無知なせいもあるものの、直感的に使い方がわかるMF一眼レフとは根本がちがう気がしました。
こんどのカメラは、当時の(もうすぐ40年前)フラッグシップ機で高機能でありながら操作系は明快なので、とても気に入っています。うまく使いこなせなかったのは、精神的余裕と時間的余裕がなかったからかな……

ともかくも、これからまた働いてもらうカメラが鞄に入っているだけで、気持ちが上がります。快い適度な緊張感がわいてきます。

2021/09/20

秋の夜長に、溜めていた宿題


きのう写真屋さん≫チフリグリ≫一旦帰宅して昼食≫SARP>マゼランと飛びまわり
つかれて夜は20時過ぎにはうとうとしてねてしまいました。

けさは祝日、午前中に西友で食料品買ってきてあとはくたーっとして、昼食後はねていました。

ねている間にamznに注文していたものが届いていました。


かねてからネガフィルムの整理…撮影済みのね…やらなきゃと思いつつ、手付かずでした。
ネガ封筒のまま専用の箱に保存しているという友人もいますが、箱に入れるのはいったん必要があって抜き出すとあと収拾がつかなくなるんですよね。

なのでwebでみたこのポケットを試すことにしました。
市販の30穴ファイルにファイリングできます。

開封するとこんな感じ。グレーの台紙はたぶん仕切りでしょう。
これで両面4箇所に収納できます。


さっそく入れてみました。
ひとまず新しい方から…古い方から探していくとなると最初から挫折するよ…
それでも間に挟まるはずのネガがすぐみつからず、なかなか難航しそうな気配。


お店スキャンでデータ化するようになった後は、PCにフォルダをつくって保存しているので順番はわかるのです。
現物を探すのに手間取る始末。


あと お知らせです。
来週29日からはじまる、せんだい21アンデパンダン展2021
ことしはエントリしませんでした。
7月末頃って、五輪ピックで取り返しのつかない世界になるんじゃないかと思っていましたから。
それにだいぶ近いことにはなりましたよね。

ついに責任をとることなく去っていくあの人には、腐った生卵でもなげてやりたいです。

それはともかく。
またおしゃま画報最新号つくらなくちゃとも思います。



2021/09/05

秋の訪れが早い、気がします。近況

気がつけばもう9月…

やはり五輪ピックで世のなかめちゃくちゃになりましたね。
みなさまつつがなくおすごしでしょうか、おしゃまです。

先月、夏の詩を一篇書き上げましたが
来年の然るべき時期まで寝かせておきます。

ことしは秋の訪れがストレートですよね。
もっともだいぶ前はこんなでしたっけ。
この十数年の暑い9月が異常だった気がします。

**

このたび、中古の原付を購入しました。
ホンダAF67、2012年製造のものですが
バイク屋さんでちゃんと整備してもらったので、快調そのものです。
タイヤ、バッテリ等は新品。

通勤使用前提でしたので、機関がご機嫌ななめではしゃれにならないので
少し(おしゃまとしては)値が張りましたが思い切って出費しました。

十数年ぶりに乗る原付バイク(スクータ)ですが
意外にもどっしり安定してるし、「パワーがない」ってみなさまおっしゃいますが
想像以上によく走ります。ぜんぜん不足には感じない。

燃費は、カタログデータだとすごい数値が出ています.
きょう初めて給油したら、リッター46.3k。
いい線いってる気がします。

***

2輪車で移動することになり、困ったのは鞄ですね。
後ろにボックスを格安でつけてもらったのですが、耐荷重は3kと書いてある。
メットインボックス(シート下)には高さのあるものは入れにくいし
エンジンと隣接してるので生ものなどは入れられない。
従来の肩掛け鞄を後ろに入れると、食料品買ってかえるわけにはいかない。
結局だいぶ以前にお役御免にして、アルファ米など詰め込んでいた
背負い鞄をサブとして使うことにしました。
それと、カメラ専用だった小さいショルダーバッグに必需品を入れて
分散させる作戦に出ました。

通勤で使うので、仕事を持ち帰るとかしない(いまそんな時代じゃないけど)にしても
A4の書類は入らないと困るのです。

公共交通機関で移動してたので、背負い鞄なんて使いにくいものはと避けていましたが
原付移動ではそうはいかないね。
もちろん移動手段によって鞄も使い分けます。そういう柔軟さは持ってるつもりです。

2021/07/18

ラジオの話しなど

毎週「赤江珠緒たまむすび」月曜日をradikoプレミアム+タイムフリーできいています。

最近はいつも週末か、聴取期限の月曜日の昼休みからききたいコーナーだけ、という困ったリスナーではありますが。。。

月曜の15時台は小田嶋隆さんが出演されて、赤江さんやカンニング竹山氏と時事ネタでおしゃべりをしているのです。

小田嶋さんレギュラーの番組は、TBSラジオ以前は東京FMの夜のニュース番組の木曜日にあったのだが、番組ごとなくなって(その後時間帯は変わったが復活してる。どういうことだ)デビュー以来のファンとしてはさびしい思いをしていたら、なぜ知ったかわすれてしまったけど月曜日のたまむすびに出演されていて、紹介される短文のコラムも舌鋒鋭く、いいなあと思ってしまう。

ちと横道にそれてしまうが、j-WAVEで2001年から続いていた「JAM THE WORLD」も、司会をのぞく出演者全員(津田大介、青木理、安田菜津紀、堀潤の各氏)降板させられて、番組はジャーナリスティックな要素をほぼ脱色されてしまった。なので「リニューアル」初日途中で早々にチューニングを変えた。二度ときかないだろう。いったいなにに屈服したのか。

おしゃまがひとり暮らしを始めた16年前にはもうスタートしていて、まだradikoがなかったので地元のコミュニティFMで自前の番組がない時間帯は大半がJ-WAVE流していたので、当初からTVなし生活をしていたわたしのよき情報源となりました。んで自室にインターネット開通してからradikoが始まるまではウェブサイトでストリーミングしてましたが、そののちradikoプレミアムがスタートしてすぐ有料会員になりました。

でジャムですが、歴代出演者たぶん数十人以上になるのでは…
印象に残っているのは遥洋子さん、高瀬毅さん、なくなられてしまった竹田圭吾さん、あとはwikipediaみて思い出すくらいですが、多士済々、左の人もいれば右の人もいたんですよね。

政権による言論弾圧はいい加減終わりにしてほしいけど、おわらないことはないですから。(人の命は有限、その点に於いては誰もが平等です)

さて、大事なことを先に言っておいて、あとは思い出を交えて思うままに。

でっ7月12日のたまむすび、小田嶋さんが取り上げていたコラムの一本は
「横断歩道で手を挙げるのは効果がある」という話題でした。

「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」をツービートが三回転くらいひねった挙句に
「赤信号みんなで渡れば怖くない」が生まれたのだと思いますが、
子供時代うちでは土曜夜はドリフターズ一辺倒だったので(父親の趣味で)、母親が週末ごとにキレていた記憶しかないけど、「ひょうきん族」は見た覚えがないのです。
当時の漫才みても小学校入りたての洟垂れに意味わかるわけないので、だいたい後からきいた話しからの邪推です。
もっともまだビートたけしも若手だったから番組ではパシリ的役回りで出演してるのもみかけた記憶があります。

むかしは道路渡るときにドライバーにらみつけて「止まれよ。」という勢いでしたが
歳のせいかな? 人格が丸くなったからかそんなむちゃはしなくなりました。

**

いまはJ-WAVEは週に一回、日曜20時の「TRAVELLING WITHOUT MOVING」をきくだけです。放送開始からほぼ毎週きいてるのではないかな。
とにかくオンエアされる楽曲がとてもいい。野村訓市さん(おしゃまと同い年です)のとつとつとしたクールな語り口、そして
世界中を旅してきたかれと、メッセージを送ってくるリスナーの尽きない旅のエピソードをきいていると、サザエさん症候群なるものとは無縁でいられる。心地よい一時間です。


最近はTBSラジオと、FM802と姉妹局FM COCOLOの番組ばかりきいてますが、
そのことはまたいずれ。

2021/07/11

ひさしぶりに、列車に乗って(県内です)

ぼやぼやしているうちに7月も半ばじゃないですか!
近況ですが…
月初めに故障して起動しなかったデスクトップPCにWindows10を
インストールし直したらあっさり治りました。
PCいじるには初心者以前に基本を知らないおしゃまですが
ぐーぐる先生頼りにやったらできるものですね。
もっとも基本あやふやなままHDD増設して パーテーションいじったら
故障したわけで…もう一台正常なノートPCあったから インストールディスクも
作れたわけでね。

さて 一部の写真はnoteに先に上げたのですが
6月下旬のある週末、ある無人駅を訪問してきました。
仙台から電車で40分余。でも片道770円だかしましたねえ。でも県内ですよ県内。





降りてみたのは東白石駅です。
だいぶ前、悪天候の日に通りがかり、下りホームが河岸ぎりぎりの位置にあるのが
印象に残っていて、写真的にもいろいろ現地でやってみたかったのですが。



当然といえば当然だけど ホーム上で白石川をバックにして三脚立てて139Qで
自撮りというのはあきらかにむりでした。
駅を出て 対岸の公園にトイレがあるようだったので 東(北かな?)側の橋をわたって
梅雨にしては天気も良かったしいい散策になったのですが、公園の隣には慰霊碑が…
約40年前の小学生だったおしゃまは、社会科の時間に郷土の歴史の勉強があったのですが 副読本に、大昔に川で溺れた児童を助けようとして殉職した女性教諭の事故が載っていまして、その現場がこの白石川だったのでした。
慰霊碑とか見ると涙腺が決壊しそうになるおしゃまは、なので慰霊碑の写真なぞ撮れず。

ひとりでこの辺はじめて通過したのは、受験で福島県内に普通列車で向かったときではないかと思われ、小学3,4年の記憶なんてもうすっ飛んでるし、県内とはいえ当然土地勘もない遠方の話だったので、まさかいまごろ、偶然ですが現地に行くとは思わなかったです。
白石川は結構川幅も広く とうとうと水量も豊かで 落ちたりしたらそれこそ危険そうで またわたしが渡った橋は近かったものの 駅付近から白石方面をみても橋なんかみえなくて…で駅の対岸は民家もそこそこありますがどうやら蔵王町らしく 東白石といえどここはどこ?的なところで駅側の周辺に民家はわずか。まさかそんな人いないと思うけれど間違って降りたら大変そうでした。

ちなみに受験は郡山だったのですが、新幹線代もらっていたにも拘らず鈍行列車に乗って特急料金を浮かせ、着いてから駅前の昼なのに暗いアーケード街の書店で岸田衿子さんのエッセイ集と、たしか宮迫千鶴さんの本も買った記憶あり。そんなだったので当然不合格になりましたが、おかげでその後(補欠で)盛岡に行くことができましたし、歯学部の学生が巾をきかせていたという郡山の某大学の文学部はその後不祥事で潰されてしまいましたので、行かなくて良かったです。世のなかなにがあるかわかったものじゃないですね。笑

2021/06/19

凪の寝癖展を見に行ったり


きょう午前中はミノックス35でのファーストロールの現像に行き、
仙台に戻ってきて、春日町のメリラボで開催されていた「凪の寝癖展」を見てきました。

毎日起き抜けに自身の寝癖の写真を撮ってインスタにアップしている凪さんの、寝癖の写真展なのでした。

365枚のどこが最初の一枚でしょう?というクイズを出されまして、

うーむホワイトバランス違うときか、カメラの持ち方違うのが一枚だけあるけどこれか、とか考えたのですが、ハズレでした!笑

時期によって寝癖もダイナミックな月があったり波があるような気もしましたね。

おもしろい写真展でした。

さて雨のなか帰宅すると、きのう注文したセントロペンの万年筆とインク、届いてました。


インク二箱注文したついでに、予備がなかった万年筆本体も注文したわけですが
よくよく見ると、いま使っているJUPITER、だったかな? それとほぼ同じ。

このメーカーではよくあることらしいので気にせず。


わかります? ほとんど同じです。
でっ インクも。


むかしの箱はこんなでした。
こっちのほうが好みかな?
ちなみに久しぶりのネタなので書いときますが
セントロペンはチェコのメーカーです。


はじめて買ったのは、むかし立町にあったyutorico.さんというお店でした。
さっそく試し書き


きのうから赤瀬川原平さんの「全面自供!」をよんでいます。
マゼランで売ってました。もう20年前の本。
松田哲夫さんが聞き役。
本文に出てくるネオ・ダダの吉村さんのアトリエ、磯崎新による設計の新宿の「ホワイトハウス」、60年代の建築だそうですが現存すると知っておどろきました。
仙台だと容易に壊してマンションなんかに建て替えそうなわるい風潮がありますね。
復元だったかトキワ荘も復活したり、やはり東京ですね。


2021/06/14

MINOX35EL

突然で恐縮ですが、写真撮りたい欲求より、カメラそのものへの欲求が上回るということはありませんか?

おしゃまは今度はこんなカメラを買ってしまったのですが…ちゃんとデジ2台ドナドナして、日々の200えん貯金でたまった50枚の100えん硬貨も両替して工面した数千円で購入したので、後ろ暗いことはなにもありません。

あいつ写真好きというよりはカメラオタクだから、と後ろ指をさされることは覚悟しております。

ミノックス35EL、1978年西ドイツ製です。

ローライ35と同じ目測式、京セラコンタックスTと同じフラップタイプの沈胴式ということで、なんとなく気になりだしたら止まらなくて…ヤシコンツァイス、ディスタゴンにもプラナーにも手が届かないこともあって、買おうと決めるまで時間はかからず。
カラーミノター35㎜f2.8の写りにも興味がありました。

このカメラ、ストラップを取り付けるアイレットがカメラ本体にはなく、ケースのほうについている。赤瀬川原平さんが尾辻克彦名義で書いたエッセイ集『カメラが欲しい』にも出てくるミノックス、目測式が苦手と後年書いていたから結局買わなかったのかも知れないが、同じ本のなかで「カメラケースはオムツみたいでかっこわるい」という意味のことを述べていらした。いまおしゃまはカメラバッグにて携帯するので、なるほどストラップは基本いらないしケースもじゃまである。
しかもこのケース、三脚穴がオフセットしているところにねじ込むので付けてしまうと「正座」ができず会釈、というか横坐りしてしまう。やはりないほうがすっきりしてよいと思う。
巻き上げはオリンパスXA同様のダイヤル式なのだけど、指がかかるレバーが付いていて2回巻く必要があり少しやっかい、しかもフィルム詰めると結構重くなる。
電子カメラなのですがスイッチが二重になってて、フラップがメインスイッチで、巻き上げレバーでシャッターチャージすると露出計の電源が入り、ファインダー内のシャッタースピード指標が動きます。巻き上げたら撮らないとバッテリードレインを起こすおそれあり。せっかくフラップ閉でシャッターロックがかかるのだからそんな心配をさせないで欲しかったが、1970年代の設計なのでそんなもんだと思いましょう。

プラ製のカメラだけど、精度が良いのか可動部はスムーズ、裏蓋もそのロックレバーも案外しっかり閉まる。沈胴式のレンズも、コンタックスTみたいに遮光幕は入っていないがそれで大丈夫なのだろうから大したものだと思います。

撮影距離は目測式の設定、絞りダイアルはいままでおしゃまが使ってきたカメラとは逆まわしだけれど、クリックがなく指一本でなんなく回せるから問題なかったです。
Tみたいにファインダーのぞきながら回すとなると、まだ不慣れだからか操作しにくいけど目測だから下の画像のように上からみて距離と絞りを決めればよいので。

で 実際撮り歩いてみると、シャッターチャンスに2回巻き上げレバー回すのがわずわらしいけれど、軽快に撮影できて楽しいです。

XA以来久しぶりの焦点距離35㎜もいいものです。

やはり撮りたいときに巻き上げなければならないのがこのカメラの「作法」なのだと思いますので、ここは人間のほうを適応させるのが早道でしょう。

また現像代がかさむよね……でも楽しみの代価としては適当だとは思います。
車乗り回すよりはるかに安いですよ。



2021/06/04

CONTAXT 2度目の修理から帰る

4月に、上カバーが変形した可哀想なコンタックスTの画像を投稿しました。

その後、札幌の小畑さんに相談したところ、中古のカバーと交換してもらえることになり、5月にふたたび発送したのですが、このたび交換終了して本日猫から受け取りました。




軍艦部左側の、フィルム巻き戻しクランクと感度設定ダイヤルが一体になっている横、
ここが構造上弱いそうで、鈑金しても金属疲労が…ということであっさり交換となりました。
交換前の部品がいっしょに帰ってきたのですが、シルミン系の軽金属製のこのカバー、すごく板厚が薄いのです。
T2以降も外装はチタンながら内部はプラスティック…というのもこのシリーズの伝統みたいね。
まあ中まですべて金属だったら重くなること請け合いですが。
そしてs/n(修理票にはボディナンバーと書かれてましたが)もこの上カバーに刻印されてる関係上、変わってしまう扱いとなっていました。
既に生産中止から30余年経っているので、当時のメーカー修理とどう違うか不明ですが
ともかくもそういうことで、ふたたび安心して使えるようになりました。
もともとの華奢なつくりを目の当たりにして、取り扱いには細心の注意を払うのは
いうまでもありません。
早速あすからフィルム詰めて持ち歩きます。

先日買ったペンタQと並べてみると、おもしろいのでそれも少し。
TとQをシルエットで比較すると、連動距離計がない分だけQは小さいのです。
だったら次期Q(まことしやかにもう出ないって言われてますが)に、このサイズのままで距離計と光学ファインダが付いたらすごくない?
むろんオートフォーカス併用なので、てことはCONTAX Gシリーズのデジタル版ミニチュアみたいなものになって、カメラ好きの話題をさらうこと請け合いではないかと。
それにカールツァイスレンズが組み合わされたら…
ソニーそして京セラが首を縦に振るかどうかかな。
と、最後はカメラ人類おしゃまの妄想で締めてみました。

ブログ アーカイブ